面接成功へのカギ！採用部門のマネージャーが見ている3つのポイント

採用担当者が見ているポイントは以下の3つです。

採用担当者は、面接の質問を通じて見極めようとしています。この記事を読んでいただくと、具体的にどのような質問を通じて判断しようとしているかがわかり、採用の可能性が高まります。

この会社に入って活躍してくれるか

「この会社に入って活躍してくれるか」という点は、採用担当者が非常に重視するポイントです。質問を通じて、実務能力だけでなく、コミュニケーション能力、熱意、会社の文化にマッチするか、伸びしろはあるか、などについて判断しようとしています。以下は、質問の例です。

質問：当社に応募した理由を教えてください？

あなたの働く意欲・熱意を探ろうとしています。いかに能力・経験があっても、入社意欲が低いと判断されれば採用されないでしょう。意欲・熱意を示すためには、その会社のホームページをよく見ておく、製品やサービスについてよく理解しておく、ニューズ・記事を読んでおくなど、会社についての理解を深めておくとよいでしょう。質問された場合、その会社の目指す方向性について共感した、製品・サービスについての可能性を感じた、などとアピールすれば良いでしょう。

質問：レジュメに書かれた経歴ついて簡単に説明してください。

コミュニケーション能力の高さや実務能力について判断しようとしています。質問された場合、まず過去から遡って経歴を5分程度でまとめて説明してください。10分以上の説明と話が長すぎるとコミュニケーション能力が低いと判断されることがあります。

一通り説明すると、採用担当者は、深堀してくるでしょう。例えば、具体的にどのように業務を進めたか、問題が発生した場合どのように対処したかなどの追加の質問です。回答の具体性や内容から、その分野に精通しているかを見ています。

質問：苦労した経験 or 成功体験について話してください。

仕事の中での苦労した経験 or 成功体験を聞くことによって、あなたの仕事のスタンスを見極めようとしています。例えば、何か問題が発生した場合、どのようなことに気を付けて行動したか、自分で解決するタイプか、リーダーシップを発揮したかなど機構としています。回答の具体性と論理的に話ができているかも同時に見られています。

質問：あなたの過去の経験やスキルをどのように活用して、この役割で成功を収めるつもりですか？

採用担当者は、あなたが関連性のある経験やスキルを持っているか、自分自身の強み・弱みやスキル・経験を理解しているか、目標を達成するためにどのようなアプローチを取るか、を知りたいと考えています。あなたの自分の強みを説明し、具体的な貢献方法を回答しましょう。

質問：あなたの長所・短所を教えてください

同様な質問として、ほかに「あなたは周りからどのような人だと言われますか？」といった質問があります。あなたが会社の文化に適合するか、他の社員と一緒に働いていけるかなど判断するために質問されます。まず、正直で率直に自分自身について話すことが重要ですが、短所については、過度にネガティブにならないように注意しましょう。たとえば、「周りに迷惑をかける」「仕事が遅い」という表現は避けるべきです。代わりに、長所の反対側を強調することが望ましいでしょう。例えば、「物事に集中しすぎることがある」といった表現が適切です。さらに、短所を克服するためにどのような方法を取り入れているかも言及すると良いでしょう。例えば、「物事に集中しすぎないように、タスクリストを作成して注意を払っています」といった具合です。

質問：どのようにして学んでいますか？

他にも「最近読んでいる本は何ですか？」など聞かれることがありますが、採用担当者は、あなたがどれくらい勉強熱心で早くキャッチアップするか、どれくらい伸びしろがあるかを確認しようとしています。休みの日に勉強していますや、業務を通じて自分で製品を触って勉強していますなど、努力を惜しまずキャッチアップできることをアピールしましょう。

転職せず長く働いてくれるか

転職回数が多い、会社の在籍期間が短いと、採用担当者は、すぐに辞めてしまうのではないかと不安になります。以下のような質問があります。

質問：なぜ転職をお考えになったのですか？

まず第一に、ネガティブな表現を避けるように心がけましょう。「レイオフになった」や「会社の成長性に疑問があった」などは理解してもらえますが、「上司がいやで」や「ストレスで会社が嫌になって」などは避けたほうが良いでしょう。退職の理由が、無責任に退職していないこと、自分のキャリアに繋がるものであることを説明すると良いでしょう。

質問：今後のキャリアプランについて説明してください

あなたが入社後、長く働くイメージを持っているかを確認しようとしています。エンジニアとして成長したい、将来マネージメントをやってみたいなど、どのようなキャリアでも良いですが、具体的に話すことで長く働く意思があることをアピールできます。

質問：最後に質問はありますか？

ほとんどの場合、面接の最後にあなたに質問の機会を与えてくれるでしょう。あなたにとってはイメージとずれがないかの確認作業となります。質問が一切ない場合、やる気がないと判断されてしまうかもしれません。また良い質問をすると、良い印象を与えることができるかもしれません。3つほど質問を準備しておきましょう。

問題のない人物か

採用担当者は、候補者が会社にとって望ましくない人物かどうか、一連の質問を通じて判断しようとしています。問題のある部下を雇ってしまうと、心身的に多大なストレスと、管理に多大な労力がかかる恐れがあり、それを避けたいと考えています。特に、自己主張が激しい人物、自分の成果だけ考える人物、周りに悪影響を与える人物などです。往々にして、面接ではうまくコミュニケーションを取りますが、採用担当者は、一連の質問を通じて、嘘がないか、受け答えに違和感がないか、アンテナを高くして見極めようとします。

このブログを見ているあなたは、もちろんそんな人物ではないと思いますが、面接中、嘘は言わないようにしてください。また、面接以外で、人事とのやり取りなど横柄な態度や自己主張の強さも見られているかもしれません。

面接を受ける際のポイント

最後に面接をする際のアドバイスです。以下について心に留めておき、面接に臨みましょう。面接は、お互いに良いかどうか判断する場ですが、これまでの経験について自信を持ち、リラックスして会話に臨みましょう。ナチュラルな会話ができたと感じたら、良い結果に結びつくと思いますので、頑張ってください。